手芸でストレスを解消しよう

手芸

手芸といっても、編み物や刺繍、裁縫、レザークラフト、アクセサリー作成など、種類はさまざまです。今回は、手作業で何かを作る、といったことを主眼に、手芸とストレス解消の関係について調べてみました。

無心で手を動かせる

編み物や刺繍などは、黙々と作業を行えるフェーズがあります。そうした無心になれる瞬間が多いのが、手芸がストレス解消に向いているところです。

瞑想に近い状態になるので、作業の後は頭がスッキリします。また、抑うつ傾向の方や精神疾患のある方にも手芸がおすすめされています。これは、集中がもたらす脳の働きが、幸福感を与えたりやリラックスさせてくれるからだといいます。「最近、気持ちが沈んでいる」という方は、自分の時間を作って、手芸を始めてみても良いかもしれませんね。

作るアイテムによっては出来上がりが早い

複雑な物や大きな物は、それだけ作成に時間がかかりますが、小さな物や簡単にできるものであれば、数時間~数日程度で完成させられます。何もないところから作り始め、完成品が手元に残るので達成感が得られ、ストレスが和らぎます。

近頃では、タフティングという少し大掛かりな機械を使った手芸も誕生しているので、作品を作り上げる、という感覚がより得やすいでしょう。刺繍も、太い糸を使って行うパンチニードルというものがあり、ダイナミックで立体的な作品が作れます。

コミュニティに属せる

最近は、100円ショップで道具が揃いやすくなっているので、少し試してみたいという方も始めやすくなっています。そのため、手芸を始める間口がひろがり、コミュニティもさまざまなものが有ります。

仕事や友人関係とは別に、手芸コミュニティに属して、情報を交換したり、作品について語り合ったりすることで、コミュニケーションが取れます。そのやり取りをすること自体が、ストレス解消になります。

また、人はどこかに属していると感じられると、大きな安心感が得られるためストレスの軽減にもつながるでしょう。

理系の方には編み物がおすすめ

編み物は、実はとても理系的な要素が強いのをご存知でしょうか。複雑な形でなくても、模様を付けたり、きれいな形状に編み上げるには、数字の要素が欠かせません。

無心に何も考えずにひたすら編んで行くストレス解消法もありますが、詳細な編み図を作り、その通りに編み上げるには編み目や段数の管理が必須です。そのため、編み物を始める理系の方が増えていると言われています。

道具も揃いやすいので、新たな趣味を探している理系の方がいれば編み物を始めてみてはいかがでしょうか。