運動習慣のように、マインドフルネスを習慣化している方もいるのではないでしょうか。瞑想効果によるストレス解消が期待できると、取り入れている方も少なくありません。マインドフルネスのやり方やストレス解消効果について紹介します。
マインドフルネスのやり方
マインドフルネスの実践方法は、そんなに難しくありません。まずは、床や椅子にリラックスして座りましょう。呼吸が大事になってくるので、上体が曲がらない座り方がおすすめです。
次に、深呼吸をして目を軽く閉じます。ギュッと力を入れて瞑るのではなく、まぶたが完全に閉じているかどうかくらいの軽さが目安です。そして、ゆっくりと呼吸を繰り返します。この時、腹式呼吸ができればよいですが、無理はしないでも大丈夫です。
また、鼻から吸って口から吐くのではなく、マインドフルネスは鼻呼吸で行います。
数分間呼吸を繰り返したら、ゆっくりと目を開けて、マインドフルネスは完了です。初めは5分ほどからはじめ、徐々に時間を伸ばしていきます。
マインドフルネスをするコツ
まずは、体に変な力が入らないようにすることです。始めのうちは、意識的に力を抜くようにしてみると、だんだんとコツが掴めてくるでしょう。
次に、呼吸に意識を向けること。逆に言えば、呼吸以外のことは考えないようしてみましょう。ですが、頭にいろいろな考えが浮かんでくると思います。その時は、「その考えが浮かんだな」くらいに受け止めて、また呼吸を意識しましょう。
マインドフルネスは、「今」に集中することが大切なので、過去や未来の考えはいったん脇においておきます。実践し始めのときは、「考えちゃいけない」という考えになりやすいですが、続けるうちに自然と呼吸に意識を向けられるようになるので、焦らずに続けてみてください。すると、意識のコントロール能力が身に付きます。
なぜストレス解消になるのか
私達の脳は、24時間365日、止まることはありません。本来であれば、脳は睡眠中に休みながら日中に得た情報を処理しているのですが、情報量が多い現代では、捌くべき情報が多く、ストレスがかかっています。
マインドフルネスは、目を閉じて呼吸にのみ集中することで情報を遮断し、脳のリソースを開放してあげる行為と言えます。そうして脳が休まると、心も同時に穏やかになり、嫌なことや不安などから開放され、ストレス解消となるのです。
パソコンでも断片化したメモリをきれいにしたり、開放したりすると動作がよくなりますが、マインドフルネスはそれと似た働きと私は捉えています。